こんにちは、臼井@ムツミです。
最近、本を読むペースがとってもダウンしている今日この頃で、久しぶりに読み切った本です。
Google+の基礎デザインに参加し、現在はfacebookへ移籍した、ポール・アダムスの著書で
「ウェブはグループで進化する」です。
ソーシャルネットワークに関する現在の状況と今後、人との関わり、人間の脳の働き、今後の企業広告活動の激変 等々、多方面から、人間社会とソーシャルネットワーク、そして企業のマーケティングについて詳しく書かれています。
内容は、
ソーシャルネットは人間界で昔からあるもので、それがネット上に展開し、簡単に情報共有できる仕組みができ、その人の繋がりや情報の流れは、オフラインでの世界に地近づいてきていて、一方的な情報提供の場だったWEBの世界が人中心型の構造に再編成されようとしているということ。
SNS上で多くの友達が存在しても、コアメンバーは5~10人のコミッティで、またその一人一人が被らない別のグループを持っていること、オフラインとオンライでは、その会話の発しかたは異なるものの、オンラインでも相手を想定して発している事。
今後は、一方的な広告(妨害的なマーケティングと書かれている)は既に限界で、これからは許可型マーケティング、少人数グループでの友人の評価が大切であり、その情報をグループ間をまたぐ事により大きなシナジーを得られるとされている。
人間の脳内の意思決定に関することにも触れられていて、多くの意思決定は無意識の中で行われ、有意識の中でアウトプットされる。
その様なことが、いろいろな角度から書かれている。なるほど!と言う事が多かった。
ビッグデータが存在する昨今、この様な人の心の動き、意思決定のメカニズムまでおおよそ解明され、操られるのか?操るのか?
ますます難しくなる様だが。考えてみれば・・・
オンラインは、オフラインに近づいているわけで、昔からの商いを正直に誠実に行えば良いと言うことなのだろうか?それなら街の商売にまた光がさす。
魚屋さんで今日の献立を相談しながら魚を買う価値をもう一度見直せるってことだろうか。。
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