クルマ屋おやじの気まぐれ日記

こんにちは、臼井＠ムツミです。

景気上昇による、人手不足の一方、人が余っている業種もあるようです。整備士の世界も人手不足が深刻で、整備士学校に通う整備士の卵は半減している状況です、

以前の整備士の仕事は、メカニックの名の通り、黙々クルマに向き合う時間が多かったのですが、最近では、電子機器の進歩により、弱電の知識・技能、また日々進化する新技術への対応など技術面で大きく変化した事と同時に、サービス業としてのお客様とのコミュニュケーション能力も必要とされ、求められる資質が大きく変わりました、

また社会に求められる要素もとても重要な事ばかりで、人の命に係わる安心安全なクルマ社会や、地球環境保護のための、よりクリーンな排気の実現などです。

そんな素晴らしい仕事をしている自動車整備士になりませんか？


【メルセデスベンツ　Ｗ２２０　2005年】
エアコンの風が出ない　で、ご入庫いただきました。

Ｗ２２０ブロアモータ

エアコンブロアが回らない症状です、電源と制御ラインを点検して、ブロアモータ故障と決まり、交換整備を行います。
風は問題なく出るようになり一安心、”エアコンの冷え具合が今一つだった”とご依頼を頂いておりましたので、そちらの点検に移ります。

設定温度を下げてゆくと、良い感じに冷えますが、１５℃程度で、温くなります、これは異常ですので、専用テスターを使用して点検を開始します、各種センサー類の入力データを見てゆくと、室内温度が０℃、これでは、コンピュータは車内冷えていると考えるので、暖房にしてしまいますね。

点検の結果、ルームランプに内蔵されている室内温度センサーの故障でした、アッパーオペレーティングフィールドと言う一つのコントロールユニットです。

こちらを交換して、実測値を見ると、いい感じに温度が出ています。勿論、吹き出し温度も正常になりました。

ありがとうございました。

Ｗ220アッパーオペレーティングフィールド

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